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この記事を書いた人:さやか 元キャリアアドバイザー・現職人事
飲食チェーンの店長を4年経験したのち、人材会社でキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーとして3年間、転職者と企業採用の両面を担当。現在は人事として新卒・中途採用に携わる。※画像はイメージです
✍️ 筆者(現役人事)からひと言
私は人事として新卒採用を担当しています。採用しているのは総合職(営業8割・企画2割)で、年間20名ほどの採用に対して応募は2000名ほどです。スカウト型サイトも使っていて、学生のプロフィールを見てスカウトを送る側にいます。正直にお伝えすると、プロフィールがあまり書かれていない学生には、スカウトを送りません。この記事では、送る側が実際にどこを見ているのかをお伝えします。
「スカウト型サイトに登録したのに、スカウトが来ない」「来ても、興味のない企業ばかり」——逆求人型(スカウト型)の就活サイトは、プロフィールの書き方で届くスカウトが大きく変わります。この記事では、スカウトを送る人事の目線から、スカウトが来ない理由と、来るプロフィールの書き方を解説します。
📌 この記事の結論
- 人事は、勤務地や業種で絞り込んだうえでスカウトを送っている
- プロフィールが薄い・写真がない学生には送らない。スカウトは企業にとって無料ではないので、判断できない人は後回しになる
- 数字、何を頑張ったか、どう関わったかまで具体的に書くほどスカウトは届きやすい
人事はどうやってスカウトを送る相手を選んでいるか
スカウト型サイトでは、企業が学生を検索して、スカウトを送ります。私の場合は、勤務地や業種である程度絞り込んだうえで、プロフィールを見て送る相手を決めています。
条件で絞り込む
希望勤務地や興味のある業種などで、まず候補を絞ります。ここで条件が合わないと、そもそも目に入りません。
プロフィールを読む
絞り込んだ学生のプロフィールを読んで、自社に合いそうか、会ってみたいかを判断します。
スカウトを送る
会ってみたいと思った学生に送ります。スカウトは企業にとって無料ではないので、判断材料が多い学生ほど送りやすくなります。
スカウトが来ない学生に多いこと
私の会社の場合、年間20名ほどの採用に対して応募が2000名ほどあり、倍率はおよそ100倍です。一人ひとりのプロフィールに使える時間は限られているので、次のような学生はどうしても後回しになります。
プロフィールがほとんど書かれていない
情報が少ないと、どんな学生なのか判断できません。判断できない学生にスカウトを送るのは難しく、どうしても優先度が下がります。
写真が登録されていない
私は、写真がない学生にはスカウトを送っていません。写真があるだけで、プロフィールをきちんと作っている印象になります。
希望条件を絞りすぎている・空欄にしている
企業は勤務地や業種で絞り込んで検索します。条件が狭すぎたり空欄だったりすると、検索に引っかかりにくくなります。
スカウトが来るプロフィールの書き方
スカウトを送りたくなるのは、詳細まで書かれたプロフィールです。具体的であればあるほど、会ってみたいかどうかを判断しやすくなります。
数字を入れる
「勉強を頑張った」より「模試の偏差値を半年で50から60に上げた」。数字があると、努力の量や成果の大きさが伝わります。
何を頑張ったのかを書く
活動の名前だけでなく、そこで何に力を入れたのかを書きます。「サークルの副代表」だけでは、何をした人なのかがわかりません。
どう関わったのかを書く
チームの中で自分がどんな役割を担い、どう動いたのか。人事が知りたいのは、あなた自身の行動です。
パッと見て強みがわかるようにする
人事はたくさんのプロフィールを見ます。最初の一文で「どんな強みがある人か」が伝わると、続きを読んでもらいやすくなります。
実際に「会いたい」と思ったプロフィール、惜しかったプロフィール
私がスカウトを送って実際に会った学生の中で、印象に残っているのは学生団体を立ち上げた学生です。ただ「立ち上げました」で終わらず、なぜ立ち上げたのかという理由や背景がはっきり書かれていて、短い期間でメンバーを大きく増やしていました。何のために、何をして、どんな結果になったのかが一目でわかったので、すぐに会ってみたいと思いました。
| 会いたくなったプロフィール | 惜しかったプロフィール | |
|---|---|---|
| 書き方 | 理由・背景 → 行動 → 結果の順に書かれている | 活動の名前や役職だけが書かれている |
| 数字 | メンバーが何人から何人に増えたかなど、変化が数字でわかる | 数字がなく、成果の大きさがわからない |
| 人事の受け止め方 | 何を考えて動く人なのかがわかり、会ってみたくなる | 結局何をしたのかわからず、判断できない |
「惜しい」と感じるのは、数字の記載がなく、結局何をしたのかがわからない文章です。せっかく良い経験をしていても、伝わらなければスカウトにはつながりません。
書き直しの例(アルバイトの経験)
前:カフェでアルバイトをしていました。接客を頑張りました。
後:カフェのアルバイトで、新人スタッフの教え方を見直しました。作業の手順を写真付きのメモにまとめたところ、新人が一人で店に立てるまでの期間が、以前より1週間ほど短くなりました。
そのまま使える|プロフィールの記載例
「言いたいことはわかるけど、実際になんて書けばいいかわからない」という方のために、書き方の型と記載例を紹介します。どれも説明のために作った例なので、自分の経験に置き換えて使ってください。
どんな場面で、どんな役割だったか
例:「テニスサークルで、新入生の勧誘担当として」
どんな課題があったか
例:「前の年は入部者が少なく、部員が減っていた」
自分が何をしたか
例:「勧誘のやり方を見直し、SNSで練習の様子を発信した」
結果がどう変わったか(数字で)
例:「入部者が前年の8人から15人に増えた」
その経験からわかる自分の強み
例:「課題を見つけて、自分から行動を変えられる」
この順番で書くと、人事が知りたい「何を考えて、どう動き、どうなったか」が一目で伝わります。
例① 勉強・ゼミ
前:英語の勉強を頑張りました。
後:留学生と話せるようになりたいと思い、毎朝30分の音読と週1回のオンライン英会話を続けました。1年でTOEICの点数が450点から730点に上がり、ゼミの英語文献の発表も担当できるようになりました。目標を決めて、コツコツ続けられることが強みです。
例② サークル
前:サークルで勧誘を担当しました。
後:テニスサークルの勧誘担当として、入部者が減っていた原因を先輩に聞いて回りました。「練習の雰囲気が伝わっていない」とわかったので、SNSで練習の様子を毎週発信したところ、入部者が前年の8人から15人に増えました。課題の原因を探って、行動を変えられることが強みです。
例③ アルバイト(塾講師)
前:塾講師のアルバイトで生徒の成績を上げました。
後:個別指導塾で中学生3人を担当しました。一人ひとりの苦手な単元を小テストで洗い出し、授業の最初の10分で復習する時間を作ったところ、3人の数学の定期テストの点数が平均で20点上がりました。相手に合わせてやり方を工夫できることが強みです。
例④ 学生団体
前:学生団体を立ち上げました。
後:地元の商店街に若い人が来ないことが気になり、大学の友人と学生団体を立ち上げました。商店街のお店を紹介するイベントを企画し、立ち上げのときは3人だったメンバーが、半年で20人に増えました。周りを巻き込んで、ゼロから形にできることが強みです。
💡 最初の一文で強みが伝わるように
プロフィールの冒頭には、「目標を決めてコツコツ続けられることが強みです」のように、強みを一文で書いておきましょう。人事はたくさんのプロフィールを見るので、最初の一文で興味を持てるかどうかが大きく影響します。
💡 ESと同じ考え方で書けばいい
プロフィールの考え方は、ESと同じです。「何をして、どう変わったか」がパッと見てわかることが大切です。ESの書き方は人事が教えるESの書き方で詳しく解説しています。
📝 書き方に自信がなければ、第三者に見てもらう
自分の経験の「どこが強みなのか」は、自分ではわかりにくいものです。就活エージェントに相談すると、ESやプロフィールに書く内容を一緒に整理してもらえます。キャリセンならオンラインで相談できます(紹介できる求人は首都圏が中心です)。
まだ受ける企業が決まっていなくても大丈夫です
おすすめのスカウト型サイト
プロフィールを整えたら、スカウト型サイトに登録してみましょう。2つ程度に絞って、それぞれのプロフィールをしっかり作るのがおすすめです。
まず登録するなら
キミスカ|企業からスカウトが届く逆求人型サイト
企業がプロフィールを見てスカウトを送る就活サイトです。スカウトは本気度に応じて3段階あり、最上位のゴールドスカウトは全体の4%(公式サイトより)。学生は無料で使え、適性検査で自分の強みも確かめられる。
ベンチャーに興味があるなら
CheerCareer|成長企業からスカウトが届く
ベンチャー・成長企業からスカウトが届く就活サイトです。大手だけでなく、若いうちから裁量を持って働ける会社も見てみたい人に向いています。キミスカと併用すると、出会える企業の種類が広がります。
よくある質問
📌 この記事のまとめ
- 人事は勤務地や業種で絞り込んでから、プロフィールを読んでスカウトを送る
- プロフィールが薄い・写真がない学生には送らない。判断できないと優先度が下がる
- 数字、何を頑張ったか、どう関わったかまで具体的に書くほど、スカウトは届きやすい
プロフィールを整えたら、まずはここから
スカウト型サイトで出会いを増やしつつ、ESや面接の準備は就活エージェントに相談すると効率よく進められます。キャリセンはオンラインで相談でき、紹介できる求人は首都圏(一都三県)が中心です。


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