内定がない4年生は秋・冬からでも間に合う?現役人事が教える今からやること【27卒】

内定がない4年生今からやること

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さやか

この記事を書いた人:さやか 元キャリアアドバイザー・現職人事

飲食チェーンの店長を4年経験したのち、人材会社でキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーとして3年間、転職者と企業採用の両面を担当。現在は人事として新卒・中途採用に携わる。※画像はイメージです

✍️ 筆者(現役人事)からひと言

私は人事として新卒採用を担当していて、4年生の秋・冬になった今も、27卒の採用を続けています。この時期の応募者で私が気にするのは、内定があるかどうかではなく、「なぜ今の時期に就活をしているのか」に納得できるかです。理由をきちんと話せれば、秋冬からでも十分にチャンスはあります。

「周りはもう内定が決まっているのに、自分だけ決まっていない」「今から動いても、もう遅いのでは」——4年生の秋・冬になって、焦りや不安を感じている方も多いと思います。この記事では、秋冬も新卒採用を続けている現役人事の目線で、この時期の応募者のどこを見ているか、内定がないことの伝え方、そして今から内定を取るための進め方を解説します。

📌 この記事の結論

  • 4年生の秋・冬でも、新卒採用を続けている企業はある。今から動いても間に合う
  • 人事が気にするのは内定の有無ではなく、就活が遅くなった理由に納得できるか
  • 一人で抱え込まず、就活エージェントとスカウト型サイトを併用して、応募先と準備の両方を立て直す

4年生の秋・冬からでも間に合う?

結論から言うと、間に合います。採用予定の人数に達していない企業や、内定辞退で枠が空いた企業などは、秋・冬も新卒採用を続けています。私の会社もその一つです。

ただし、春と比べると募集している企業の数は減り、一社ごとの採用枠も小さくなりがちです。「ここからは、準備の質とスピードで勝負する時期」だと考えて動きましょう。

✅ 秋冬の就活の良いところ

  • ライバルが春より少ない
  • 選考のスピードが早い企業が多い
  • 春の経験を振り返って、準備を立て直せる

⚠️ 気をつけたいところ

  • 募集している企業の数は春より少ない
  • 一社ごとの採用枠が小さい
  • 「なぜ今?」を必ず聞かれる

人事がこの時期の応募者で気にすること

秋・冬の応募者に対して、私が面接でいちばん気にしているのは「就活が遅くなっている理由」です。理由そのものに良い・悪いがあるというより、聞いて納得できるかどうかが大きなポイントになります。

⭕ 納得しやすい理由の例❌ 印象が下がりやすい理由の例
公務員試験や資格試験の勉強をしていて、民間企業の就活に切り替えたなんとなく動き出せず、だらだらしていた
一度内定を承諾したが、やむを得ない事情で就活を再開した就活が面倒で、後回しにしていた
大学院進学や別の進路を考えていて、考えた末に就職を選んだ理由を聞かれても、はっきり答えられない

もし正直な理由が「動き出すのが遅かった」だとしても、嘘をつく必要はありません。大切なのは、遅れたことを認めたうえで、今どう考えて、どう動いているかを話せることです。

「なぜ今?」の答え方(例)

💬 公務員試験から切り替えた場合

「〇〇の仕事に関わりたいと考え、公務員試験の勉強を続けてきましたが、結果が出ませんでした。改めて自分が働くうえで大切にしたいことを考えたところ、△△という点は民間企業でも実現できると気づき、今は御社のような〇〇に関わる企業を中心に就職活動をしています。」

💬 動き出しが遅かった場合

「正直に言うと、春の時点では働くイメージが持てず、就職活動に本気で向き合えていませんでした。夏に〇〇をきっかけに△△の仕事に興味を持ち、そこから業界研究とESの見直しを進めてきました。遅れた分、一社一社をよく調べたうえで応募しています。」

※答え方の例です。自分の実際の経験に合わせて、正直に話してください。

「内定が1つもない」ことは不利になる?

私は、内定があるかどうかで合否を判断することはありません。ただ正直に言うと、1年近く就活を続けていて内定が1つもない場合は、「何か理由があるのかな」と気になります。

ここでも大事なのは、理由に納得できるかどうかです。「志望業界を絞りすぎていた」「面接で自分の経験をうまく伝えられていなかった」のように、うまくいかなかった原因を自分で分析し、何を変えたのかまで話せると、むしろ前向きに受け止められます。

💡 人事からのアドバイス

「内定はありますか?」と聞かれたら、ない場合は正直に「まだありません」と答えて大丈夫です。そのうえで、「春は〇〇にこだわっていましたが、今は△△という軸で企業を探しています」と、今の考えを添えましょう。

内定が出ない原因を見直す

今から動く前に、これまでの就活でつまずいた場所を確認しておきましょう。原因によって、立て直し方が変わります。

📄 ESで落ちることが多い

人事はESを短い時間で判断します。何をしたのかがパッと見てわからない、抽象的な言葉ばかり、というESは読み飛ばされがちです。数字を入れて、何をしてどう変わったのかを書き直しましょう。詳しくは人事が教えるESの書き方で解説しています。

🗣️ 面接で落ちることが多い

面接で評価が伸びないのは、抽象的な答えが続いて「結局何が言いたいのか」がわからない場合です。質問の意図をくみ取り、結論から、ずれずに答える練習をしましょう。模擬面接を受けると、自分では気づけない癖がわかります。詳しくは面接で人事が見ているポイントで解説しています。

🎯 応募先を絞りすぎている

キャリアアドバイザーとして転職を支援していた頃も、活動が長引く人に多かったのは、こだわりが強すぎることでした。業界・企業規模・勤務地など、譲れない条件を1〜2個に絞り、それ以外は広げてみましょう。

📉 そもそも応募数が少ない

秋冬は募集している企業が少ないぶん、自分から探しにいく必要があります。就活エージェントの紹介やスカウト型サイトを使って、自分では見つけられなかった企業にも目を向けましょう。

今から内定を取るための5ステップ

1

これまでの就活を振り返る

ES・面接・応募先のどこでつまずいていたのかを書き出します。

2

「なぜ今の時期なのか」を言葉にする

面接で必ず聞かれるので、理由と今の考えを1分で話せるようにしておきます。

3

就活エージェントに相談する

今も募集している企業の情報や、ES・面接の対策をまとめて相談できます。一人で探すより、ずっと早く動けます(使い方は就活エージェントは使うべき?で解説しています)。

4

スカウト型サイトにも登録する

プロフィールを具体的に書き、写真も登録しておきます。人事は、プロフィールがあまり入力されていない学生や写真がない学生には、スカウトを送りにくいものです。

5

選考を並行して進め、連絡はこまめに

秋冬は選考が早く進むことが多いので、複数の企業を並行して受けます。辞退するときは、一言でいいので必ず連絡しましょう。

今から使いたい就活サービス

秋冬の就活は、「今も募集している企業を早く見つけること」と「ES・面接の準備を立て直すこと」を同時に進める必要があります。就活エージェントとスカウト型サイトを組み合わせると、その両方を効率よく進められます。

まず相談するなら

キャリセン就活エージェント|オンライン相談から始められる

就活のプロに無料で相談できる就活エージェントです。自己分析がまだ白紙の段階でも、話しながら自分の持ち味を一緒に言葉にしてもらえます。無理に企業を紹介されることはなく、「就活の方向性を固めるだけ」の利用もできます。オンラインで相談でき、模擬面接も用意されています。紹介できる求人は首都圏(一都三県)が中心です。「何から立て直せばいいかわからない」という段階でも、今の状況を一緒に整理してもらえます。

まだ受ける企業が決まっていなくても大丈夫です

IT業界が気になるなら

TECH-BASE就活エージェント|IT業界志望の学生向け

IT業界を志望する学生向けの新卒紹介サービスです。「IT業界、ちょっといいかも」という段階から相談できるので、秋冬から業界を広げて探したい方にも向いています。

後期就活の相談なら

UZUZ(ウズウズ)|秋冬からの就活を手厚くサポート

就活時期が遅くなった学生や、就活に苦戦している学生を対象にした無料の就職支援サービスです。カウンセラーによるES添削を何度でも受けられ、面接対策もしてもらえます。紹介先は、UZUZが独自の基準で労働環境などを確認した企業です。関東で就職を考えている大学4年生・大学院2年生が対象なので、当てはまる方は相談してみましょう。

理系・大学院生なら

アカリク|研究内容を登録するとスカウトが届く

大学院生や理系学生向けの就活サイトです。研究内容を登録しておくと、研究を活かせる研究開発職・エンジニア・データサイエンティストなどの専門職のスカウトが届きます。研究で忙しくて企業探しに時間をかけられない方に向いています。大学院出身のコンサルタントに就活の相談をすることもできます。

人事の目線で相談したいなら

ユメキャリ就職エージェント|現役の面接官が運営

大手企業の人事部が立ち上げた、新卒向けの無料の就職エージェントです。現役の面接官が、人事の目線で話を聞いたうえで求人を提案し、ESの添削から面接対策までサポートしてくれます。「面接官が実際にどこを見ているのか」を知りたい人に向いています。

スカウト型

キミスカ|企業からスカウトが届く逆求人型サイト

企業がプロフィールを見てスカウトを送る就活サイトです。スカウトは本気度に応じて3段階あり、最上位のゴールドスカウトは全体の4%(公式サイトより)。学生は無料で使え、適性検査で自分の強みも確かめられます。自分では見つけられなかった企業と出会うきっかけになります。

ベンチャー志望なら

CheerCareer|ベンチャー・成長企業からスカウトが届く

ベンチャー・成長企業からスカウトが届く就活サイトです。若いうちから裁量を持って働きたい方や、大手以外にも目を向けてみたい方に向いています。

内定がない4年生によくある質問

Q. 卒業までに決まらなかったらどうなりますか?

卒業後も「既卒」として就職活動を続けられます。既卒を対象にした支援サービスもあるので、焦って自分に合わない企業に決める必要はありません。詳しくは既卒の転職に強いエージェントをご覧ください。ただし、在学中のほうが「新卒」として応募できる企業の選択肢は多いので、今のうちにできるだけ動いておきましょう。

Q. 内定承諾後に辞退して、就活を再開しました。面接でどう話せばいいですか?

事実を隠さず、辞退した理由と、今回の就活で大切にしている軸を話しましょう。やむを得ない事情や、考え直した理由に納得感があれば、それだけで不利になるとは限りません。ただし、前の企業への不満だけを話すのは避けましょう。内定に納得できず迷っている段階の方は、内定に納得できない・内定式で不安を感じた27卒へも参考にしてください。

Q. 秋冬は、どんな企業が募集していますか?

採用予定人数に届いていない企業や、内定辞退で枠が空いた企業などが募集を続けています。業界や企業規模を絞りすぎず、就活エージェントやスカウト型サイトも使って広く探しましょう。

Q. 焦って、どこでもいいから決めたほうがいいですか?

焦る気持ちはわかりますが、「どこでもいい」という姿勢は面接でも伝わってしまいます。譲れない条件を1〜2個に絞り、それ以外は柔軟に考える、というバランスがおすすめです。

📌 この記事のまとめ

  • 4年生の秋・冬でも、新卒採用を続けている企業はある。今から動いても間に合う
  • 人事が気にするのは内定の有無ではなく、就活が遅くなった理由に納得できるか。遅れを認めたうえで、今の考えを話す
  • つまずいた原因を振り返り、就活エージェントとスカウト型サイトを併用して立て直す

今から就活を立て直すならこの3つ

エージェントで今も募集している企業を紹介してもらい、スカウト型サイトで出会いの数を増やしましょう。

▶ キャリセンに無料相談

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