フリーター・中退から正社員になるには?採用側が見るポイントと就職の進め方【元CA・現役人事が解説】

フリーター・中退から正社員になるには

※本記事にはプロモーションが含まれます。紹介するサービスには当サイトの提携先が含まれ、サービスの情報は各社の公式サイト(2026年9月時点)をもとにしています。

さやか

この記事を書いた人:さやか 元キャリアアドバイザー・現職人事

飲食チェーンの店長を4年経験したのち、人材会社でキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーとして3年間、転職者と企業採用の両面を担当。現在は人事として新卒・中途採用に携わる。※画像はイメージです

✍️ 筆者(元CA・現役人事)からひと言

私は人事として、新卒・中途の採用に関わっています。書類や面接で見ているのは、学歴や職歴の「見た目」だけではありません。「なぜ正社員になりたいのか」に納得感があるか、これまでどんな行動をしてきたかです。フリーターや中退の経歴があっても、ここを言葉にできれば、「会ってみたい」と思ってもらえる応募者になれます。

「ずっとアルバイトのままでいいのかな」「中退していると、正社員の書類で落とされるのでは」——そんな不安を抱えながら、なかなか一歩を踏み出せない方は多いと思います。この記事では、採用する側の人事が、フリーター・中退の応募者のどこを見ているか、アルバイト経験の書き方、正社員になるまでの進め方、そして若手の就職支援に強いサービスまでをまとめて解説します。

📌 この記事の結論

  • 20代なら、未経験・職歴なしでも応募できる正社員求人はある。動くなら早いほど選択肢が多い
  • 採用側が見るのは「正社員になりたい理由の納得感」と「アルバイトでどんな行動をしてきたか」
  • 一人で求人を探すより、若手の就職支援に特化したサービスを使うと、書類や面接の準備まで手伝ってもらえる。第二新卒エージェントneoとUZUZの併用がおすすめ

フリーター・中退からでも正社員になれる?

結論から言うと、20代であれば、フリーターや中退の経歴があっても正社員になる道は十分にあります。企業の中には、経験よりも人柄や意欲を見て若手を採用する「ポテンシャル採用」を行っているところがあり、「未経験歓迎」「学歴不問」の正社員求人も少なくありません。

ただし、年齢が上がるにつれて、企業は「これまで何をしてきたか」をより重く見るようになります。ポテンシャル採用の枠は若い層に多いため、正社員を目指すなら、迷っている時間は短いほうが有利です。

✅ 有利になりやすいこと

  • 20代で、ポテンシャル採用の対象になる
  • アルバイトで任された仕事や工夫がある
  • 正社員になりたい理由がはっきりしている

⚠️ 不利になりやすいこと

  • 空白期間について説明できない
  • 「なんとなく」正社員になりたいだけに見える
  • 職種や条件を最初から絞りすぎている

採用側はフリーター・中退の応募者のどこを見ているか

人事として書類や面接を見る立場から、特に大切だと思うポイントを3つ紹介します。

1

なぜ正社員になりたいのか、納得感があるか

キャリアアドバイザーをしていた頃、30代未経験や転職回数が多い方の結果を分けていたのは、転職の動機や理由がはっきりしていて納得感があるかどうかでした。フリーター・中退からの就職も同じです。「安定したいから」だけでなく、「アルバイトで〇〇の仕事にやりがいを感じた。もっと責任を持って関わりたい」のように、自分の経験とつながった理由を話せると伝わります。

2

アルバイトや空白期間に、どんな行動をしてきたか

人事として会ってみたくなるのは、どんな行動をしてきたのか、自分で考えて動いたことがわかる書類です。正社員経験がなくても、アルバイトで工夫したこと、任された仕事、続けてきたことは立派な材料になります。空白期間がある場合は、隠さずに、その期間に考えていたことや取り組んでいたことを短く説明しましょう。

3

素直に学び、周りと協力できそうか

未経験からの採用では、入社後に教えることが前提になります。そのため、アドバイスを素直に受け止め、周りと協力して動けそうかがよく見られます。キャリアアドバイザー時代も、「この人のためなら」と思えたのは、素直で協力的な方でした。支援サービスの担当者とのやり取りでも、この姿勢はそのまま伝わります。

アルバイト経験の書き方|「何をしたか」まで書く

書類で落ちる原因として多いのは、具体的にどんな仕事をして、どんな成果を出したのかがわからないこと、そして書類そのものが見にくいことです。アルバイト経験も、正社員の職歴と同じように「何を担当し、どう工夫し、どうなったか」まで書きましょう。

場面伝わりにくい書き方伝わる書き方(例)
飲食店ホール・キッチンを担当ホールを担当し、新人アルバイト3名の教育を任された。作業手順を紙にまとめ、覚えるまでの時間を短くした
コンビニ・小売レジ・品出しを担当品出しと発注の補助を担当。売れ残りが多い商品を店長に報告し、発注量の見直しにつなげた
倉庫・軽作業ピッキング作業ピッキングを3年間担当。ミスが起きやすい棚の配置を社員に提案し、リーダー業務も任された

※表の右側は書き方の例です。数字や役割は、自分の経験に合わせて正直に書いてください。

書類の書き方をもっと詳しく知りたい方は、職務経歴書の書き方完全ガイドも参考にしてください。

中退・空白期間の伝え方

中退や空白期間は、面接でほぼ必ず聞かれます。大切なのは、言い訳をせず、事実と「そこから何を考え、今どうしたいか」をセットで話すことです。

💬 中退の伝え方(例)

「大学では〇〇を学んでいましたが、学ぶ目的を見失ってしまい、2年で中退しました。その後、飲食店のアルバイトで接客とスタッフの教育を任されるうちに、人と関わりながら成果を出す仕事にやりがいを感じるようになりました。今度こそ腰を据えて働きたいと考え、正社員を目指しています。」

💬 空白期間の伝え方(例)

「〇年から〇年までは、やりたい仕事が決まらず、アルバイトを続けながら将来について考えていました。その間に〇〇の資格の勉強を始め、自分に合う仕事の方向性が見えてきたため、就職活動を始めました。」

ポイントは、「その経験があったから、今こう考えている」という流れにすることです。事実をごまかすと、面接で深く聞かれたときに話がつながらなくなります。

フリーター・中退から正社員になるまでの5ステップ

1

これまでの経験を書き出す

アルバイト、部活、学校で取り組んだことなど、任されたことや工夫したことを思いつくだけ書き出します。

2

正社員になりたい理由を言葉にする

「なぜ今、正社員なのか」を、ステップ1の経験とつなげて考えます。ここが面接の軸になります。

3

就職支援サービスに相談する

若手の就職支援に強いサービスに登録し、どんな求人に応募できるか、自分の経験がどう評価されるかを聞きます。1〜2社を比べると、担当者との相性もわかります。

4

書類を作り、面接の練習をする

履歴書・職務経歴書を担当者に添削してもらい、模擬面接で中退や空白期間の説明を練習します。

5

応募し、働き方まで確かめて決める

内定が出たら、仕事内容だけでなく、1日の流れや教育の体制、残業の実態まで確認してから決めましょう。

アルバイトを続けながらでも、この流れで進められます。面接の日程は、就職支援サービスの担当者に調整を任せられることが多いです。

正社員を目指すときに気をつけたいこと

条件を最初から高くしすぎない

キャリアアドバイザーをしていた頃、紹介できる求人が少なくなり、結果的にサポートの優先度が下がりやすかったのは、年収や働き方の希望条件が高すぎる方でした。最初の就職では「これだけは譲れない」条件を1〜2個に絞り、それ以外は柔軟に考えるほうが、選択肢が広がります。

こだわりが強すぎると長引く

就職・転職活動が長引く人に多かったのは、職種・業界・勤務地などへのこだわりが強すぎることです。こだわりを持つこと自体は大切ですが、担当者から別の選択肢を提案されたら、一度は話を聞いてみましょう。

内定の承諾・辞退は必ず連絡する

内定を承諾したあとに連絡がつかなくなった方も、実際にいました。企業や担当者との調整が止まり、多くの人が困ってしまいます。承諾でも辞退でも、決めたら早めに伝えましょう。

フリーター・中退からの就職に強い支援サービス

フリーターや中退からの就職では、若手の就職支援に特化したサービスを使うのが近道です。書類の添削や面接の練習まで無料でサポートしてもらえるため、一人で進めるより準備の質が上がります。

サービス主な対象強み注意点
第二新卒エージェントneo20代のフリーター・既卒・高卒・中卒、職歴なし職歴がアルバイトだけでも相談でき、Web・電話面談にも対応若年層向けの求人が中心
UZUZ20代の第二新卒・既卒・フリーター書類添削・面接対策に時間をかけてくれる都市部の求人が中心
ウズウズITITエンジニアを目指す20代の未経験者研修と就職支援をセットで受けられるIT以外の求人は扱っていない

フリーター・中退・職歴なしなら

第二新卒エージェントneo|職歴がアルバイトだけでも相談できる

人材大手のネオキャリアが運営する、20代向けの就職・転職支援サービスです。第二新卒・既卒・フリーターに加えて高卒・中卒の方も対象で、公式サイトでも「職歴がアルバイトだけ」「社会人経験なし」の方からの相談を受け付けています。書類の添削、人事の目線での模擬面接、入社日や条件の交渉まで、すべて無料でサポートしてもらえます。

👍 良い点

  • フリーター・中退・職歴なしでも相談できる
  • 書類添削・模擬面接・条件交渉まで無料
  • 東京・大阪・名古屋・福岡に拠点があり、Web・電話でも面談できる

👎 注意点

  • 若年層向けの求人が中心で、30代以降は選択肢が限られる
  • 初回面談は来社が基本(Web面談も相談できる)

じっくり準備したい人に

UZUZ|書類と面接の準備に時間をかけてくれる

20代の第二新卒・既卒・フリーターの就職・転職支援に特化したサービスです。公式サイトでは、内定率以上に入社後の定着を重視していると説明しており、入社3か月後の定着率は96%(2024年5月時点)と公表しています。一人ひとりに担当者がつき、書類や面接の準備に時間をかけてくれるので、「就職活動のやり方がわからない」という方でも進め方がわかります。

詳しくはUZUZの評判で解説しています。

ITエンジニアを目指すなら

ウズウズIT|研修と就職支援をセットで

UZUZが運営する、IT未経験者向けの就職支援サービスです。ITスキルの研修と就職支援をセットで受けられるので、「経験はないけれどエンジニアとして働きたい」という方に向いています。一部の研修コースは有料なので、申し込む前に内容を確認しましょう。

詳しくはウズウズITの評判で解説しています。

フリーター・中退からの就職でよくある質問

Q. 高卒・中卒でも正社員になれますか?

なれます。「学歴不問」の正社員求人はあり、第二新卒エージェントneo のように高卒・中卒の方を対象にしている支援サービスもあります。学歴よりも、正社員になりたい理由と、これまでの行動を伝えることを意識しましょう。

Q. 30代のフリーターでも間に合いますか?

20代に比べると選択肢は減りますが、正社員になる道がなくなるわけではありません。ただ、今回紹介したサービスは20代・若年層向けが中心です。30代の方は、未経験者を採用している業界(介護・運送・IT など)の求人を扱う総合型のエージェントも合わせて検討しましょう。

Q. アルバイトを続けながら就職活動できますか?

できます。面談はWebや電話でもできるサービスが多く、面接の日程調整も担当者に任せられます。シフトを調整しやすい時期に集中して動くと、スムーズです。

Q. 入社してから後悔しないか不安です

面接や内定後に、1日の流れ、教育の体制、残業の実態を確認しておきましょう。転職後の相談で「会議が多くて業務が進められない」という声を受けたこともあります。働き方まで確かめておけば、入社後のギャップは減らせます。

📌 この記事のまとめ

  • 20代なら、フリーター・中退からでも正社員を目指せる。動くなら早いほど選択肢が多い
  • 採用側が見るのは、正社員になりたい理由の納得感と、アルバイトでどんな行動をしてきたか
  • 若手の就職支援に特化した第二新卒エージェントneo と UZUZ を併用し、書類と面接の準備を手伝ってもらう

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