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この記事を書いた人:さやか 元キャリアアドバイザー・現職人事
飲食チェーンの店長を4年経験したのち、人材会社でキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーとして3年間、転職者と企業採用の両面を担当。現在は人事として新卒・中途採用に携わる。※画像はイメージです
✍️ 筆者(元CA・現役人事)からひと言
キャリアアドバイザーとして働いていた頃、私が担当していたのは20〜30代のエンジニアの方が中心でした。エンジニアにとってフリーランスは魅力的な選択肢ですが、収入を上げやすい一方で、会社員なら会社が引き受けてくれていたことを、自分で背負う働き方です。どちらが上かではなく、自分の経験と生活に合うかどうかで選ぶことが大切だと考えています。
「会社員のままでいいのか、フリーランスとして独立したほうがいいのか」と迷っているエンジニアに向けて、会社員とフリーランスの違い、向いている人、独立する前にやっておきたい準備、フリーランス向けエージェントの選び方をまとめました。あわせて、「正社員のまま働く環境を変える」という選択肢も紹介します。
📌 この記事の結論
- フリーランスは収入を上げやすい反面、保障・税金・案件探しを自分で担う働き方
- 独立するなら、実務経験と、数か月分の生活費の準備があると安心
- 案件探しは、マージン率を公開しているエージェントを選ぶと比べやすい。PE-BANKはマージン率を公開し、事務代行や確定申告のサポートもある
- 「働く環境は変えたいけれど、安定も手放したくない」なら、正社員のまま社内SEや年収の高い会社へ転職するのも選択肢
会社員とフリーランスエンジニアの違い
| 項目 | 会社員 | フリーランス |
|---|---|---|
| 収入 | 毎月の給与が安定している | 案件の単価しだいで上げやすいが、案件がない月は収入が止まる |
| 社会保険 | 健康保険・厚生年金を会社と折半 | 国民健康保険・国民年金を全額自分で払う |
| 税金の手続き | 年末調整を会社がしてくれる | 毎年の確定申告が必要。帳簿づけや請求書の発行も自分で行う |
| 仕事の選び方 | 会社が決めた業務・配属 | 案件を自分で選べる |
| スキルアップ | 研修や社内の育成制度がある | 学ぶ時間も費用も自分で確保する |
| 福利厚生 | 有給休暇・退職金・各種手当 | 基本的にない(エージェントが独自の福利厚生を用意していることもある) |
フリーランスエンジニアに向いている人・向いていない人
✅ 向いている人
- 一人で任されても成果を出せる実務経験がある
- 得意な技術・領域がはっきりしている
- 収入の波があっても計画的にお金を管理できる
- 自分で学び続けるのが苦にならない
❌ 向いていない人
- 実務経験が浅く、まだ教わりながら働きたい
- 毎月決まった収入がないと不安が大きい
- 税金や保険などの手続きがとても苦手
- チームで長く一つのサービスを育てたい
フリーランスの案件は即戦力を前提にしたものが多く、経験が浅いうちに独立すると、案件選びで苦労しやすくなります。独立する前に、「一人で任されても成果を出せるか」を自分で確かめてみましょう。
人事から見た「フリーランス経験」の評価
フリーランスになるか迷う方の中には、「一度独立したら、正社員に戻れなくなるのでは」と不安な方もいます。人事として中途採用に関わる立場から言うと、フリーランスの経験そのものがマイナスになるわけではありません。見ているのは次の2点です。
✅ 評価されやすい
案件ごとに担当した業務と出した成果を具体的に説明でき、自分で考えて動いたことが伝わる。独立した理由と、正社員に戻る理由に納得感がある。
⚠️ 慎重に見られやすい
短い案件を転々としていて、何を担当したのかが伝わらない。「独立がうまくいかなかったから戻る」以上の理由が見えない。
独立するなら、どの案件で何を担当し、どんな成果を出したかを記録しておくと、次に案件を探すときにも、正社員に戻るときにも役立ちます。
独立する前にやっておきたい5つの準備
実務経験とスキルを棚卸しする
使ってきた言語・フレームワーク、担当した工程、チームでの役割を書き出します。これがそのまま、案件に応募するときのスキルシートになります。
数か月分の生活費を用意する
案件が決まるまでの期間や、報酬の入金が遅れる期間に備えて、生活費の蓄えを作っておくと安心です。
会社員のうちにできる手続きを済ませる
クレジットカードや賃貸の審査は、会社員のほうが通りやすいことがあります。必要なものは在職中に準備しておきましょう。
税金・保険・開業の手続きを知っておく
開業届、青色申告の申請、国民健康保険・国民年金への切り替え、インボイス制度への対応など、独立後に必要な手続きを事前に確認します。
案件の探し方を決めておく
知人からの紹介だけに頼ると、案件が途切れたときに困ります。フリーランス向けのエージェントに登録して、案件の相場を知っておきましょう。
フリーランス向けエージェントの選び方
| 見るポイント | 確認すること |
|---|---|
| マージン率 | エージェントが受け取る手数料の割合を公開しているか。公開していれば、手取りを計算しやすい |
| 案件の傾向 | 自分の技術に合う案件があるか。リモートか常駐か、週何日か |
| 事務のサポート | 契約・請求の代行や、確定申告のサポートがあるか |
| 対応エリア | 住んでいる地域の案件や、フルリモートの案件を扱っているか |
フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント
マージン率を公開
PE-BANK|1989年創業のフリーランスエンジニア支援
1989年からフリーランスエンジニアの独立を支援している会社です。公式サイトでは、マージン率を報酬額の10〜15%と公開しており、使い続けるほど率が下がる仕組みになっています。営業や契約・請求などの事務の代行、確定申告のサポート、福利厚生も用意されています。対応は全国13都市で、フルリモートの案件も扱っています(登録者は累計5万人、2025年時点の公表値。出典:PE-BANK公式サイト)。
👍 良い点
- マージン率を公開していて手取りを計算しやすい
- 事務代行・確定申告のサポートがある
- 全国13都市とフルリモートの案件に対応
👎 注意点
- 実務経験のある人向けの案件が中心
- 案件の単価や条件は、スキルや地域によって変わる
迷ったら「正社員のまま環境を変える」のも選択肢
フリーランスを考えるきっかけが「客先常駐がつらい」「年収を上げたい」なら、正社員のまま転職することで解決できる場合もあります。安定した収入や社会保険を手放さずに、働く環境や年収を変えられるのが大きな違いです。
社内SEへの転職については社内SEに転職するには?、ITエンジニア向けの転職エージェントはITエンジニア転職エージェントおすすめで詳しく解説しています。
よくある質問
📌 この記事のまとめ
- フリーランスは収入を上げやすい反面、保障・税金・案件探しを自分で担う働き方
- 独立前に、スキルの棚卸し・生活費の準備・手続きの確認を済ませておく
- 案件探しはマージン率を公開しているPE-BANKのようなエージェントが比べやすい。正社員のまま環境を変えるなら社内SE転職ナビやTechClipsも選択肢
次の一歩を相談するならこの2社
フリーランスとして独立するか、正社員のまま環境を変えるか。どちらに進むにしても、まずはプロに相場や選択肢を聞いてみましょう。


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