飲食店長の職務経歴書の書き方|元店長の現役人事が教える評価される書き方と例文

飲食店長の職務経歴書書き方と例文

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さやか

この記事を書いた人:さやか 元キャリアアドバイザー・現職人事

飲食チェーンの店長を4年経験したのち、人材会社でキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーとして3年間、転職者と企業採用の両面を担当。現在は人事として新卒・中途採用に携わる。※画像はイメージです

✍️ 筆者(元飲食店長・現役人事)からひと言

私は新卒で飲食チェーンに入り、店長として4年間、店舗を任されていました。27歳で人材会社に転職してキャリアアドバイザーを3年、今は人事として採用を担当しています。人事として職務経歴書を読むとき、店長経験者の書類で「もったいない」と感じることがよくあります。店長の仕事は幅広いのに、「店長として店舗運営を担当」の一行で終わってしまうと、何ができる人なのかが伝わりません。

「店長の経験を、職務経歴書にどう書けばいいかわからない」——この記事では、飲食店長の職務経歴書の書き方を、元店長で今は書類を審査する側の人事が、評価されるポイントと例文で解説します。

📌 この記事の結論

  • 人事が知りたいのは「店長だった」ことより、店長として何をして、どう変わったか
  • 担当した店舗の数、スタッフの人数、人手不足への工夫など、数字と具体的な行動で書く
  • 応募する仕事に合わせて、どの経験を前に出すかを変える

人事は、職務経歴書のどこを見ているか

書類で落ちる原因として多いのは、具体的な業務内容や出した成果がわからないことです。人事が会いたくなるのは、どんな行動をしてきたか、自分で考えて動いたことがわかる書類です。

もったいない書き方

「店長として店舗運営全般を担当」「スタッフの育成に努めた」——何店舗を、何人で、どう運営したのかがわからず、判断できません。

会ってみたくなる書き方

「3店舗を担当し、人手不足の店舗では店舗のリーダーと協力してシフトを埋めた」——規模と、自分の動き方が具体的に伝わります。

私の店長経験は、選考でこう評価された

私が27歳で人材会社に転職したとき、選考で一番評価されたのは3店舗を管理していた経験でした。「複数の店舗を、人が足りない中で回してきた人なら、早い段階でチームのマネジメントも任せられそうだ」と見てもらえたのです。売上の数字を前に出したわけではありません。何店舗を、どんな状況で、どう回してきたかが伝わったことが大きかったと感じています。

キャリアアドバイザー時代に見た「書類で落ちる」原因

転職を支援していた頃、書類で落ちる人に多かったのは、具体的な業務内容や出した成果がわからない書類と、見にくい書類でした。店長経験は書ける材料が多いぶん、整理せずに書くと読みにくくなりがちです。

人事として「会いたい」と思う書類

今は人事として書類を見る側ですが、会いたくなるのは、どんな行動をしてきたか、自分で考えて動いたことがわかる書類です。肩書きより、行動が見える書き方を意識しましょう。

飲食店長の職務経歴書の書き方|4つのポイント

1

規模を数字で書く

担当した店舗の数、スタッフの人数、営業時間など。数字があると、仕事の大きさが一目で伝わります。

2

課題と、自分がした工夫を書く

人手不足、早期退職、教育の時間が足りないなど、店舗が抱えていた課題と、それにどう向き合ったかを書きます。

3

人との関わり方を書く

スタッフやアルバイトとの関係づくり、リーダーとの協力など。店長の経験で一番評価されやすいところです。

4

応募する仕事につながる強みでまとめる

営業なら「信頼関係をつくる力」、人材業界なら「採用と育成の経験」など、応募先で活きる強みを最後に書きます。

飲食店長の職務経歴書の例文(職務要約・職務内容・自己PR)

次の例文は、説明のために作った例です。ポイントは、目標 → 取り組み → 周りの巻き込み方 → 数字で見た結果の順に書くことです。自分の経験に置き換えて使ってください。

職務要約の例

新卒で飲食チェーンに入社し、店長として4年間、店舗運営とスタッフ約30名のマネジメントを担当しました。売上目標の前年比120%を達成するために、月1回の店舗ミーティングと、日々の売上目標の共有を仕組み化し、スタッフ全員を巻き込んで月間の過去最高売上を記録しました。学生からベテランのパートまで、幅広い年齢のスタッフと信頼関係を築いてきた経験を活かし、人と向き合う仕事で成果を出したいと考えています。

職務内容の例

店長(スタッフ約30名・営業時間11時〜22時)
・店舗運営全般(売上・人件費の管理、シフト作成、アルバイトの採用・教育、発注・事務作業)
・売上目標の前年比120%に向け、月1回の店舗ミーティングを実施。日々の売上目標シートを店内に掲示し、毎日の結果を従業員全員に共有
・月間の過去最高売上を達成(前年同月比120%)
・パート・アルバイトの面談を定期的に行い、大型連休など人が集まりにくい時期のシフトを確保

自己PRの例(人を巻き込む力)

私の強みは、立場や年齢の違う人を巻き込んで、目標を達成する力です。店長として売上の前年比120%を目指した際、店長一人の頑張りでは達成できないと考え、月1回の店舗ミーティングで目標と理由を全員に伝えました。さらに日々の売上目標シートを店内に掲示し、その日の結果を毎日全員に共有したことで、アルバイトのスタッフも自分から声をかけ合うようになりました。全員が一丸となって月末までやりきった結果、月間の過去最高売上を記録しました。

💡 数字は「目標」と「結果」をセットで書く

「売上を伸ばした」だけでは、どれくらいの成果なのかが伝わりません。「前年比120%の目標に対して、月間の過去最高売上を記録」のように、目標と結果をセットで書くと、成果の大きさと、目標に向かって動ける人であることが一度に伝わります。

💡 応募先に合わせて、前に出す経験を変える

同じ店長経験でも、営業に応募するなら「信頼関係づくり」、人材業界なら「採用と育成」、店舗運営の仕事なら「複数店舗の管理」と、前に出す経験を変えましょう。職務経歴書全般の書き方は職務経歴書の書き方完全ガイドで解説しています。

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よくある質問

Q. 売上の実績がないと、評価されませんか?

売上の数字がなくても大丈夫です。担当した店舗の数、スタッフの人数、人手不足への工夫など、自分がしてきたことを具体的に書けば伝わります。

Q. アルバイトの採用・教育の経験は書いたほうがいいですか?

ぜひ書きましょう。人材業界や人事、営業の仕事でも評価される経験です。

Q. 店長の期間が短くても書けますか?

書けます。期間の長さより、その中で何に取り組んだかが大切です。

📌 この記事のまとめ

  • 人事が知りたいのは、店長として何をして、どう変わったか
  • 店舗の数、スタッフの人数、人手不足への工夫など、数字と具体的な行動で書く
  • 応募する仕事に合わせて、前に出す経験を変える

職務経歴書を一緒に仕上げるなら

店長経験をどう書けば評価されるかは、応募先によって変わります。エージェントに相談して、応募先に合った書き方に整えましょう。

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