転職エージェントの裏側をCAが本音で解説|信用していいの?賢い使い方まで

CA・人材業界

✍️ 筆者(元CA)からひと言

私がCAとして働いていた頃、担当者によって求職者への対応がまるで違うことを日々実感していました。忘れられないのは、営業職から未経験でITへの転身を希望していた32歳の男性のケースです。彼は3社から内定をもらったのに、最終的に「エージェントが一番強く勧めた会社」に入社して半年で辞めてしまいました。後から知ったのですが、その会社はうちへの求人単価が他社より高かったんです。当時の私には止める立場がなくて、それがずっと引っかかっています。こういう構造を知った上でエージェントを使うかどうかで、転職の結果は本当に変わってきます。

カイボウ先生

丸亀製麺店長 → 人材会社CA・RA → 事業会社人事採用(新卒・中途)を経験。転職者・エージェント・企業、三者全員の立場を知る数少ない人間として、転職業界の裏側をそのまま書いています。

「転職エージェントって、本当に信用していいの?」

初めて転職を考えたとき、こう思う人は多いはずです。

私はCA(キャリアアドバイザー)・RA(リクルーティングアドバイザー)・人事採用を全て経験してきました。転職業界の「中の人」として、今回は転職エージェントの裏側をそのまま話します。

転職エージェントは「味方」ではなく「営業職」

まず大前提として知っておいてほしいのが、CAは営業職だということです。

転職者の相談に乗ってくれて、求人を紹介してくれて、面接対策までしてくれる。一見すると完全に転職者の味方のように見えます。

でも現実は違います。CAは企業から報酬をもらうビジネスモデルで動いています。転職者が無事入社してはじめて、企業からフィー(紹介料)が発生します。

つまりCAのゴールは転職者の幸せではなく、入社を決めることです。

これを知らずに1人のCAの言葉を全て鵜呑みにすると、痛い目を見る可能性があります。

「紹介フィー」の裏側

もう一つ知っておくべきなのが、紹介フィーはクライアント(企業)によって異なるという事実です。

CAとして働いていたとき、正直こんな場面がありました。

転職者にはA社の方が合っていると思う。でもB社の方がフィーが高い。成績のためにB社を一番のおすすめとして紹介する。

これは極端な例ではありません。営業職である以上、フィーが高い企業を優先したくなるのは自然な心理です。

転職者からすると「自分に合った求人を紹介してもらっている」と思っていても、実は営業都合でおすすめ順が決まっている可能性があるということです。

CAが「決まりそう」と思う人・思わない人

CA視点で正直に言います。

決まりやすいと感じる人

  • 経験を活かした転職を希望している:企業側も即戦力として採用しやすく、CAも自信を持って推薦できる
  • 求める条件が現実的:年収・勤務地・業種のこだわりが強すぎると求人の選択肢が一気に狭まる
  • レスポンスが早い:CAは複数の候補者を同時に担当している。連絡が早い人は優先度が上がる

難しいと感じる人

  • 未経験分野への挑戦を希望している:企業側のハードルが高く、CAも紹介できる求人が限られる
  • 条件が高すぎる:スキルと希望年収が合わないケースは、CAも正直に伝えにくい

ただし、未経験転職でも「いける」と感じる人がいます。それは人柄・謙虚さ・コミュニケーション力が高い人です。

経験がない分、人間性で評価されることが多いのが未経験転職の現実です。スキルより「この人と一緒に働きたい」と思わせられるかどうかが鍵になります。

賢いエージェントの使い方

複数登録して情報を比較する

おすすめは2〜3社を並行して使うことです。大手と中堅を組み合わせると、紹介される求人の幅が広がり、情報の比較もしやすくなります。

「他のエージェントではこう言われましたが、どう思いますか?」と聞いてみるだけでも、情報の質が大きく変わります。複数のCAに同じ質問をして、答えが一致するかどうかを確認する習慣をつけてください。

CAを動かす質問を知っておく

CA経験者として正直に言うと、積極的に動いてくれる候補者には、CAも力を入れます。「この求人、他の候補者と比べて自分の競争力はどうですか?」「企業が本当に求めているのはどんな人材ですか?」という質問ができる人は、CAからの情報量が格段に増えます。

複数のエージェントを使うのは確かに手間です。でも転職に失敗する方がずっと大変です。

カイボウ先生が実際に使ったエージェント

CA経験者の視点で選んだ、初転職におすすめのエージェントをまとめました。

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私自身の失敗談

最後に、私自身の話をします。

丸亀製麺の店長から人材業界へ転職したとき、私は転職の裏側を何も知りませんでした。

エージェントに言われるがままに動いて、年収交渉もうまくできず、結果として年収が100万円下がって入社しました。

今思えば、言い方を変えるだけで交渉はある程度できたはずです。「現職では○○円いただいていますが、御社ではどのくらいを想定されていますか?」この一言があるかないかで、結果が変わっていたかもしれません。

裏側を知っていれば、違う結果になっていたはずです。このブログがその情報を届ける場所です。

まとめ

  • 転職エージェントは営業職。全員が転職者の味方ではない
  • 紹介フィーの都合でおすすめ求人が決まることがある
  • 複数のエージェントを使い、情報を比較することが大切
  • 未経験転職は人柄・謙虚さ・コミュ力が鍵
  • CAを動かす質問を持っておくと情報量が変わる

転職エージェントは使い方次第で強力な武器になります。裏側を知った上で、うまく活用してください。

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